ページタイトル:摩利支天のイヌグス 当サイトのシンボルマーク

画像:摩利支天のイヌグス 名称 摩利支天のイヌグス (まりしてんのいぬぐす)
名称の典拠 「新 岡山の巨樹老樹名木」(注1)
樹種 タブノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 450年(注2)
所在地の地名 岡山県総社市延原(本村)
 〃 3次メッシュコード 5233−05−92
 〃 緯度・経度 北緯34度44分58.2秒
           東経133度39分06.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年3月29日

注1)岡山県緑化推進協会が2020年7月に刊行
注2)「岡山の巨樹老樹名木・科名樹種名別検索リスト」による。「新 岡山の巨樹老樹名木」掲載の写真はこの個体に間違いないが、同書では樹高、幹囲をそれぞれ34m、3.6mとしており、対面した実感とはほど遠い上に、所在地を延原でなく種井としている。なんらかの誤認があったのではなかろうか(同書の緯度・経度もほぼ正しいが、それが示す位置は延原地内である)





 JR伯備線美袋(みなぎ)駅から直線距離で北に約3.3km。延原(のぶはら)本村(ほんむら)は高梁川左岸の高台にある集落である。
 本村から菅(すげ)に向かう道の途中、本村を出ると間もなく左手に御前神社(おんざきじんじゃ)への入口が現れる。道の反対側は広場。富山コミュニティ広場だそうだが、イベントでもなければ使わないことにしているのか、鎖で進入を阻止している。仕方がないので神社の側に車を置かせていただいて、来た道を歩いて戻る。
 右側に注意しながら歩いて行くと、最初のカーブの手前で、樹林内にタブノキの姿が見えた(イヌグスはタブノキの異称)。歩いた距離は100mほどだろうか。
 2株の融合木のように見えるが、違うかも知れない。いずれにしても、全体では結構な大きさである。自然児そのものの野性的な姿も良い。
 根元の祠(小堂)が摩利支天なのだろうか?
 なかなかの巨木なのだが、すぐ近くに達するまで姿が見えないこともあって、地元の人以外にはあまり知られていないタブノキなのかも知れない。
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