ページタイトル:白山神社の大くす サイトのシンボル

画像:白山神社の大くす_1

画像:白山神社の大くす_2

画像:クスノキの前の自然石鳥居
 穴の開いた鳥居石
名称 白山神社の大くす
    (はくさんじんじゃのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 13m(注2)
目通り幹囲 7.4m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 愛知県岡崎市康生町新田
 
〃 3次メッシュコード 5237−31−42
 
〃 緯度・経度 北緯34度57分28.2秒
           東経137度09分24.0秒
岡崎市指定天然記念物(1963年5月8日指定)
撮影年月日 2007年12月23日

注1)岡崎市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 岡崎城の近く、康生町新田の日吉神社にクスノキ巨木が立っている。
 穏やかな晴天の日だったので、岡崎城周辺の散策も兼ね、公園駐車場(有料)に車を停めて歩いた。
 生憎、天守閣は修理中で、楼上からの展望を得ることは出来なかったが、徳川家康誕生の地とあって、観光バスも数台。
 白山神社は、伊賀川を渡って西。住宅地の中にある。
 案内板によれば、祭神は白山姫命と新田義重公。永禄9年(1566)、家康が上野国(群馬県)新田から勧請したという。上州新田は源氏の一族新田氏ゆかりの地である。案内板は、その頃から既に征夷大将軍になる志があったことを窺わせる、としている。
 なお、500mほど離れた魚町にも白山神社があるため、こちらは「新田白山神社」と呼ばれることも多いようだ。
 クスノキは社殿に向かって右側。
 家康25歳の厄除け祈願の際、病んでいた水疱瘡が完治した故事があるという。(伊豆の葛見神社でもそうだが、疱瘡とクスノキが結びつけられることがある)
 そのときの祈願の作法(?)に因むのかどうか。例年6月30日に、このクスノキの前で茅の輪くぐりと、自然石の鳥居(下図)くぐりの神事が行われるという。
 本当に家康の時代から続けられているとすれば、クスノキは、もう450年も鳥居くぐりをみてきたことになるわけだ。
 かなりの老体で、あちこちに修復の痕があり、横に伸びた大枝にはノキシノブが着生している。
 でも、もうしばらくは元気でいてくれそうだ。
 
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