ページタイトル:西山の桜 当サイトのシンボルマーク

画像:西山の桜 名称 西山の桜 (にしやまのさくら)
名称の典拠 新潟日報(2008年4月12日)「上中越 大桜を巡る」
樹種 エドヒガン
樹高 不明 (低い)
目通り幹囲 4.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県南魚沼市下出浦(しもいずな)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5538−57−15
 〃 緯度・経度 北緯37度05分58.2秒
           東経138度56分29.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年4月28日

注1)塩浦林也・正子編著「新潟県の大桜」(非売品)による
注2)2004年11月1日、南魚沼郡内2町が合併して南魚沼市誕生。旧行政区は南魚沼郡六日町





 八海山に源流をもつ宇田沢川(うださわがわ)右岸、堂平山(どうだいらさん、630m)の南麓に、東西と北の三方を山に囲まれた径500mほどの平地がある。そこが下出浦だ。
 左図の桜が立つのは集落の西側山裾、昔から続く旧家のお庭。「新潟県の大桜」では「上村(かみむら)家のエドヒガン」の名で紹介されている。
 私が訪ねた時はちょうどお留守で、どなたにもお会いすることはできなかったのだが、道路から桜まで道があったので、失礼して桜の近くに立たせていただいた。どうか無断撮影についてはお許しいただきたい。
 今はこの桜と小さな池が面影を残すのみだが、ここは旧宅の庭園だったようだ。塩浦林也さんが新潟日報に寄稿された文章を拝見すると、昔の家屋は今より30〜40m山寄りにあって、この場所は書院風の奥座敷からちょうど見渡せる場所だったという。桜はご先祖が伊勢参りの帰りに買って来られたそうだが、初めから庭園樹として植える心算だったのだろうと思われる。
 それからずいぶん時を経て、桜はかなりの老木となった。背丈も低くなった。しかし、姿には威厳が感じられる。(塩浦さんは「気骨」と表現しておられた)
 近隣からは「西山の桜」と呼ばれて親しまれているようだ。集落西側の山を背景に立つことからだろうか。
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