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名称 西ノ又沢のカツラ (にしのまたさわのかつら)
名称の典拠 なし
樹種 カツラ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 8m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 秋田県仙北市西木町小山田(注2)
〃 3次メッシュコード 5940−34−93
〃 緯度・経度 北緯39度40分03.8秒
東経140度32分06.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年5月12日
注1)まったくの目分量
注2)2005年9月20日、仙北郡内の2町1村が合併して仙北市誕生。旧行政区は仙北郡西木村
「秋田の巨樹・古木」という本に載る「重右エ門の栗」は、幹囲が670cmもあるという。
掲載された略図を頼りに、大クリに会いに行った。
略図によれば、西ノ又沢と北ノ又沢の合流点近くにあるらしい。その辺りを目指して進んで行くと、道はだんだん荒れてくる。同書に書かれているように、飢饉に備えて藩が植えさせたにしては、こんな人里離れた山奥に植えるだろうかと訝りつつも、地図を信じて進んだ。
ずいぶん探したが、結局見つからなかった。それもその筈。地図が間違っていたのだ。(クリは集落のすぐ近くにあった。見つけにくい場所ではなかったのだが、略図を信じ込んでいたため、素通りしてしまったのだ)
クリは幹囲データも間違いで、実際はもっとずっと細かったが、この道草は徒労ではなかった。何故なら、そのおかげで、左図のカツラに会うことができたのだから。
西ノ又沢の川原に立つカツラである。(沢奥に向かう道路から樹冠部が見えた)
株立ちのカツラで、失われた幹も多く、樹形が散漫な感じだが、株は大きい。(左図で、カツラの右側に私が立っているのがお分かりだろうか)
沢沿いのこの道を通る人は、ごく少ないだろうと思われる。このカツラを知る人も少ないに違いない。 |
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