ページタイトル:西根小学校跡のセンダン 当サイトのシンボル

画像:西根小学校跡のセンダン_1

画像:西根小学校跡のセンダン_2
名称 西根小学校跡のセンダン
    (にしねしょうがっこうあとのせんだん)
名称の典拠 なし
樹種 センダン
樹高 不明
目通り幹囲 4.5m(注1)
推定樹齢 約150年(注2)
所在地の地名 宮城県角田市高倉
 〃 3次メッシュコード 5640−75−98
 〃 緯度・経度 北緯38度00分11.4秒(注3)
           東経140度43分36.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年6月9日

注1)まったくの目分量。すぐ近くに立ったわけでなく、柵の外から見ての数値なので、あまりあてにならないかも…
注2)西根小学校の前身、高倉小学校(明治12年開設)の開校記念樹として植えられたことから計算
注3)その時代の測量技術を考えると、多分意図したものではないと思うが、平成14年(2002)に日本国内の緯度・経度が世界測地系に変わる以前の北緯38度線の上に立っている





 角田市中心部から国道113号を西に向かうと、山地に入る手前で本町の近くを通る。その先には新町。このあたりがこの地区の中心地であることを想像させる地名である。
 かつて本町の北の高台に西根小学校があった。
 明治6年(1873)の笠島小学校に始まり、たびたび名称が変わった後、戦後は西根小学校として、300mほど西の打越に新校舎が出来る昭和58年(1983)まで、この地で多くの卒業生を送り出してきた。
 (その後、令和4年(2022)に北郷小学校に統合され、西根小学校は閉校となった)
 標記のセンダンは、西根小学校の前身となる高倉小学校の開校記念樹として植えられたという。
 「双葉より芳し」とされる栴檀は、日本でいうセンダンではなく白檀(びゃくだん)のことらしいが、多少の誤解もあってか、芽生えたときから気品のある良い香りがするという樹木にあやかってほしいということで、小学校にセンダンが植えられることはよくあった。
 しかし、センダンは暖地の樹木である。こんな東北の地で、よくここまで大きくなったものだ。
 38度線上のこのセンダンは、最も北に生きるセンダン巨木なのかも知れない。
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