ページタイトル:二代目錦松 ロゴ:人里の巨木たち

画像:二代目錦松(全景) 名称 二代目錦松 (にだいめにしきまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クロマツ
樹高 27m(注2)
目通り幹囲 4.5m(注2)
推定樹齢 350年(注2)
所在地の地名 岡山県加賀郡吉備中央町上竹(注3)
 〃 3次メッシュコード 5233−15−93
 〃 緯度・経度 北緯34度50分00.8秒
           東経133度39分38.4秒
吉備中央町指定天然記念物(1976年12月指定)
撮影年月日 2016年3月27日

注1)岡山県が設置した「郷土記念物」であることを示す案内板(設置年月不詳)。郷土記念物としての名称は「大村寺のクロマツ」だが、説明文中に、地元では「二代目錦松」と呼ばれていると書いてあった
注2)上記案内板による
注3)2004年10月1日、御津郡加茂川町と上房郡賀陽町が合併して加賀郡吉備中央町誕生。旧行政区は上房郡賀陽町





 県道31号(高梁御津線)沿いの「大村口」バス停の近くから、岡山自動車道の東に沿って北西の方に進んで行くと、天台宗功徳山大村寺(くどくさんおおむらじ)の前に出る。
 案内板によると、大村寺の開基は行基菩薩。聖武天皇の祈願所だったとされている。その後衰微したが、建保3年(1215)に実智上人が法相宗を天台宗に改めて再興。以来、城主の尊崇を受けて寺運は盛んとなった。現在の本堂は、弘化4年(1847)、板倉周防守勝職(かつつね)が檀越となって再建されたもの。
 仁王門の手前、向かって右手に西谷康男氏作の「層嶂(そうしょう)の庭」があり、奥の方に左図のクロマツが立っている。
 もちろんマツが先住で、マツを活かすよう作庭されたと思われる。しかし、残念ながら、マツは庭の外側に傾いていて、庭にそっぽを向く恰好になる。遺憾ながら、マツを眺めるだけなら、庭外で眺めた方が姿が良いようだ。
 このマツも十分に大きいが、もとはクロマツがもう1本あって、そちらは県の天然記念物だったようだ。
 初代錦松にも会ってみたかった。
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