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名称 新山神社の姥杉 (にいやまじんじゃのうばすぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スギ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 5.6m(注2)
推定樹齢 伝承1100年(注2)
所在地の地名 宮城県東松島市大塩字中沢上(注3)
〃 3次メッシュコード 5741−51−23
〃 緯度・経度 北緯38度26分38秒
東経141度10分10秒
宮城県指定天然記念物(1997年5月9日指定)
撮影年月日 2016年5月18日
注1)1998年3月に旧矢本町教育委員会が設置(石造のもの)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)2005年4月1日、桃生郡内の2町が合併して東松島市誕生。旧行政区は桃生郡矢本町
県道153号(河南鳴瀬線)沿いの大塩小学校から西北西に700mほど離れた高台に、新山神社(にいやまじんじゃ)が鎮座する。
祭神は桓武天皇の第5皇女(案内板による。実際は第8皇女?)大宅内親王(おおやけのないしんのう)。当地では五穀豊穣の神として祀られているようだ。
何も知らずに、境内に立つ姥杉を訪ねた。
ところが行ってみて驚いた。境内平面を取り囲むように立つスギがみな焦げているのである。葉も枯れている。どうやら、火災に遭ったようなのである。社殿も燃えてしまったようだ。(左図で幹が黒く見えるのは、単に日影だということでなく、実際、黒焦げになっているのである)
帰宅後、河北新報オンラインニュースを読んで、およその顛末がわかった。
火災があったのは2016年1月6日夜。翌7日に予定されていた小正月行事「どんと祭」で燃やされることになっていた正月飾り等が社殿前に置かれていたらしい。(もともと火の気の無い場所なので、放火の可能性もあるとみて?)、警察が火災の原因調査をしているとのこと。
大杉も、とんだ目に遭ってしまったものだ。
境内平面側は焼けてしまったが、幸い、反対側は無事のようだ。緑の葉も残っている。致命傷だけは避けられたように思われる。
燃えた側も、地表付近の傷は浅いようだが、上部はどうなのだろう。
被害が小部分で済んでくれればいいが…。 |
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