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名称 仁井田のヒロハチシャノキ
(にいだのひろはちしゃのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 チシャノキ
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 4.8m(注2)
推定樹齢 伝承700年(注2)
所在地の地名 高知県高岡郡四万十町魚ノ川(注3)
〃 3次メッシュコード 4933−71−22
〃 緯度・経度 北緯33度16分37.5秒
東経133度09分06.2秒
国指定天然記念物(1943年8月24日指定)
撮影年月日 2012年3月28日
注1)1981年6月に高知県緑化推進委員会と窪川町が連名で設置。天然記念物指定名称も同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)2006年3月20日、2郡にまたがる2町1村が合併して四万十町誕生。旧行政区は高岡郡窪川町
植物分類上のムラサキ科といえば、まずワスレナグサが思い出される。日本でもルリソウやホタルカズラなど、可憐な青い花が代表的。でも、世界中では、約100属2000種から成る巨大な科であるらしい。
図鑑で調べるまで、国内のムラサキ科にも木本があり、こんな大木まであるとは思いもよらなかった。(チシャノキにはどんな花が咲くのだろうか)
樹皮がカキノキに似るため、「カキノキダマシ」の別名もあるとか。これだけ老木になると少々わかりづらいが、そう言われると似ていなくもない。
案内板によれば、もとは2本並んで立ち、「二本ヂシャ」と呼ばれていたという。残念ながら、1本は枯死してしまった。
残ったこの木も、内部の空洞が口を開いて、今は幹の半面だけで生きている状態。
かなり痛々しい外観にもかかわらず、幸い、現時点では樹勢は悪くなさそうだ。中小の枝がたくさん伸びて、半球形の樹冠を作っている。
先立った相棒のためにも、是非とも長生きしてもらいたいものだ。 |
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