|
|
|
名称 二本木の笠松 (にほんぎのかさまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アカマツ
樹高 6m(注2)
目通り幹囲 3.5m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 栃木県矢板市上伊佐野
〃 3次メッシュコード 5539−27−42
〃 緯度・経度 北緯36度52分37.4秒
東経139度54分12.2秒
矢板市指定天然記念物(1963年10月1日指定)
撮影年月日 2013年11月8日
注1)矢板市教育委員会が設置?(設置年月不詳)。なお、天然記念物指定名称は「二本木の笠マツ」で、樹種名部分がカタカナ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記案内板による
明治の元老山縣有朋(やまがたありとも)が神奈川県小田原に建てた洋館「古稀庵」が栃木県矢板市に移築されて、山縣有朋記念館となっている。
標記の笠松は、県道30号(矢板那須線)上伊佐野バス停近くから、今は市立郷土資料館となった旧上伊佐野小学校の西を通り、上記山縣有朋記念館に向かう道路脇。
かつてこのあたりは、山縣有朋が開いた開拓農場(「山縣農場」)であった。
山縣有朋記念館のウェブページによると、明治19年(1886)に官有地の払下げを受け、全部で750町歩ほどの山林を開拓したものようだが、その根底には自作農を育てることが目的としてあったようで、昭和9年(1934)、農場創業50年を記念して小作人に土地を分譲、自立を促したという。(実際に分譲したのは第3代有道氏だが、これは有朋の遺志を継いだものだとか)
当然、有朋もこの地に足を運んでいる。
まだ荒野だった時代にこのマツを見たのだろうか。大正5年(1916)に有朋が詠んだという「かえりみぬ 人こそなけれ 伊佐野原 世に珍しき 松の姿を」という歌が残っているらしい。(案内板による。矢板市のホームページでは,最後が「松の姿よ」となっている) |
|