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名称 角間のねじり杉 (かくまのねじりすぎ)
名称の典拠 「にいがた巨樹・名木100選」(注1)
樹種 スギ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 3.0m(注3)
推定樹齢 100〜199年(注2)
所在地の地名 新潟県十日町市角間(注4)
〃 3次メッシュコード 5538−35−89
〃 緯度・経度 北緯36度59分30秒
東経138度44分30秒
新潟県指定天然記念物(1985年3月29日指定)
撮影年月日 2002年8月26日(左写真)
2013年8月31日
注1)1999年に新潟県緑化推進委員会が刊行。ただし天然記念物指定名称は「角間のねじりスギ」と樹種部分はカタカナ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)同上。しかし、実際にはもっと細く、いわゆる「巨樹」の範疇にはない
注4)2005年4月1日、広域合併により十日町市に編入。旧行政区は中魚沼郡中里村
なんとも変わった幹だ。表皮が、根元から上に向かって左回りの螺旋を描いている。スギのなかには、表皮が緩やかに螺旋を描く個体は少なくないが、これほど極端なのは見たことがない。ねじれは幹のみならず、枝の先にまで及んでいる。
このスギについて、次のような伝説がある。
ある夏の暑い日。一人の旅僧が、1杯の水を所望した。しかし、信仰心のない当時の村人は、水を与えなかった。旅僧は人々の行いを嘆き、いつか仏法に帰依した時に思い出すようにと、1本のスギの木をねじり、「このまま伸びよ」と言って立ち去った。旅僧は弘法大師であった。(そのため「弘法のねじり杉」とも呼ばれる) |
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