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名称 成田神社の種まき桜 (なりたじんじゃのたねまきざくら) 名称の典拠 「緑の文化財」(注1) 樹種 エドヒガン 樹高 9m(注2) 目通り幹囲 4.8m(注2) 推定樹齢 400年(注3) 所在地の地名 福島県田村郡三春町北成田字広畑 〃 3次メッシュコード 5640−14−70 〃 緯度・経度 北緯37度28分45.5秒 東経140度29分57.6秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2005年4月23日 注1)1983年3月に福島県総合緑化センターが刊行。ただし同書では「成田神社の種まきザクラ」とカタカナ 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による 注3)「緑の文化財」による 三春町中心部から、直線距離にして約4km、白沢村と境を接するあたりに成田神社がある。緩やかな起伏の中にあり、道を挟んで広畑集落を見おろしている。 種まき桜は、スギからなる境内林を一歩出た所に立っている。周囲は切り開かれているが、北向き斜面の故だろうか、光を求めて、空間に向かい斜めに幹が伸びている。 花に誘われて、数人の先客がおられた。しかし、滝桜周辺の賑わいも、さすがにここまでは及ばない。長閑な風景である。 写真では、花色が少し濃く出てしまった。実際はもっと淡く、白に近い。華やかさはないが、老樹らしい静かな威厳をたたえている。 「種まき桜」の名は、農事にちなむ伝承を示唆している。昔はこの花を合図に苗代作りを開始したのだろうか。 |
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