ページタイトル:奈良屋のソテツ 当サイトのシンボルマーク

画像:奈良屋のソテツ_1

画像:奈良屋のソテツ_2
名称 奈良屋のソテツ (ならやのそてつ)
名称の典拠 「新 岡山の巨樹老樹名木」(注1)
樹種 ソテツ
樹高 4m(注2)
目通り幹囲 6.2m(注2) 根元の全周
推定樹齢 320年
所在地の地名 岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓(関町)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5134−71−33
 〃 緯度・経度 北緯34度36分56.8秒
           東経134度09分50.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年3月27日

注1)岡山県緑化推進協会が2020年7月に刊行
注2)「新 岡山の巨樹老樹名木」による
注3)2004年11月1日、邑久(おく)郡内の3町が合併して瀬戸内市誕生。旧行政区は邑久郡牛窓町





 瀬戸内市南部に牛窓(うしまど)港がある。
 古くから開かれていた港で、岡山県港湾課の公式ウェブサイトによれば、『朝鮮通信使一行や参勤交代の往来の際の停泊港としても重要な役割を果たしてき』た港である。『岡山藩も異国船遠見所や高灯籠などを設置し海上警備や港湾整備に力を注』いできたとのこと。
 海岸に沿って走る県道28号(岡山牛窓線)に面して海遊文化館がある。牛窓と前島(まえじま)を結ぶ前島フェリーの船着き場から県道を北西に150mほどの位置。
 海遊文化館は牛窓港の歴史等を紹介する博物館(要入館料)で、擬洋風建築の建物は明治20年(1887)に建てられた旧牛窓警察署本館。国の登録有形文化財だ。
 その建物のすぐ前にこのソテツが立っている。
 かなり大株の、雌株のソテツである。
 上記「新 岡山の巨樹老樹名木」によれば、江戸時代に牛窓村の大庄屋だった「奈良屋」の庭にあったソテツを株分けし、明治21年(1888)に移植したものという。
 移植から既に130年余。すっかりこの地に馴染んだようだ。
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