ページタイトル:飛火野のクスノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:飛火野のクスノキ 名称 飛火野のクスノキ (とびひののくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 26m(注1)
目通り幹囲 4.8m(注1)
推定樹齢 120年〜130年(注2)
所在地の地名 奈良県奈良市春日野町
 〃 3次メッシュコード 5235−06−17
 〃 緯度・経度 北緯34度40分53.9秒
           東経135度50分27.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年5月17日

注1)奈良市・巨樹に親しむ会「奈良公園の巨樹」による
注2)春日大社が設置した案内板の説明から推測





 春日大社境内には、樹林のほかに、広々とした草地の広場もある。それが飛火野だ。(名前の由来等は奈良市観光協会サイトに説明あり)
 はるか昔には貴族が打毬(だきゅう)に興じたり、また若菜摘みを楽しんだりしたこの場所で、明治41年(1908)、奈良県で行われた陸軍大演習の際に、明治天皇も臨席して饗宴が開かれた。
 春日大社としては大変な光栄だったのだろう。その玉座の位置を後世に伝えるため、記念に植樹されたのが左図のクスノキだということだ。(案内板による)
 現存するクスノキは3本。案内板によれば、幹囲は大きい方から順に、それぞれ4.83m、4.25m、3.35m。一列に並んでいるので、見る角度によって1本にも見え、また3本にも見える。
 樹齢が若く、幹囲もさほどでないが、開けた空間を背景に、3本まとまって大きな樹冠をいただく姿は、なかなか立派である。
 奈良公園内では最もよく知られる巨木なのではないかと思われる。
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