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名称 上の禰宜道のイチイガシ
(かみのねぎみちのいちいがし)
名称の典拠 なし
樹種 イチイガシ
樹高 24m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 奈良県奈良市春日野町
〃 3次メッシュコード 5235−06−18
〃 緯度・経度 北緯34度40分44.2秒
東経135度50分56.4秒
奈良市指定天然記念物(1981年2月12日、「春日大社境内のイチイガシ巨樹群」の名称で境内のイチイガシ巨樹33株を一括指定)
撮影年月日 2023年5月17日
注1)奈良市・巨樹に親しむ会「奈良公園の巨樹」による
春日大社のいわば正門である南門の前から、若宮神社の前を通って南に向かう歩道がある。これが「上の禰宜道」である。
若宮神社を過ぎて約130m、金龍神社参道入口の所に大きなイチイガシが立っている。奈良市指定天然記念物のイチイガシ巨木33本のうちの1本だ。
春日大社の周辺には、国指定特別天然記念物「春日山原始林」を除いても、巨木が多く見られる。
案内板によれば、このあたりにはもともと『イチイガシを優占種とする照葉樹林がひろがっていた』らしい。それがここにはまだ残っているのだ。
事実この日、奈良市の最高気温は5月にもかかわらず31.7度まで上昇したが、春日大社の森に入ると、少しひんやりと感じられたものだ。森のおかげなのだろう。
新型コロナ・ウィルス感染症が5類に位置づけられて、奈良公園には外国人ツアー客や修学旅行生の姿が多く見られた。しかし、さすがにここまで来ると、ぐんと数が減る。
その代わりに、森林浴を兼ねて歩くことを目的とする服装の人をよく見かけた。
春日大社の森は、、単なる観光地に留まってはいないようだ。 |
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