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名称 中居林のイヌザクラ (なかいばやしのいぬざくら) 名称の典拠 「八戸の樹木めぐり(改訂版)」(注1) 樹種 イヌザクラ 樹高 18m(注2) 目通り幹囲 5.6m(注2) 推定樹齢 550年(注2) 所在地の地名 青森県八戸市中居林字雷(いかずち) 〃 3次メッシュコード 6041−54−80 〃 緯度・経度 北緯40度29分33.5秒 東経141度29分54.7秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2022年7月24日 注2)上記「八戸の樹木めぐり(改訂版)」による このイヌザクラは市立第一中学校の南方約900m、市街地の一角に立つ。周辺に駐車可能な場所がないので、車の動きが少ない日曜の朝7時前に訪ねた。 しかしもう既にイヌザクラの近くで一人のご婦人が草刈りをしておられた。お尋ねしたところ、お隣の方で、自分はこのイヌザクラについてはよく知らない。あそこの家で聞けば教えてもらえるということだったが、時間が時間なので訪問は遠慮した。従って、ここに立つ由来等は不明。根元に小さな祠があるので、このイヌザクラも家の守り神のように思われていたのかも知れない。 イヌザクラは、桜の名がつくとおりサクラ属ではあるが、花見の対象となる仲間とは異なり、ソメイヨシノなどが散りきってあたりが新緑に染まる頃、若葉の開出に遅れて白い小さな花を総状につける。(私はその控えめな感じも嫌いではないので、イヌザクラとは可哀想な名をつけられたものだと同情する)(※) そんなことから、あまり人々の関心を引く樹種ではないが、長野県大町市の「大塩のイヌザクラ」(静の桜)が倒れてしまった今、単幹で立ち上がるイヌザクラでは、この中居林のイヌザクラが日本一の巨木になったのではないかと思う。 ※2023年1月現在、Wikipediaにサクラ属とあったので、よく調べずにサクラ属としたが、APG分類体系ではサクラ属中のウワミズザクラ亜属が属に昇格したため、イヌザクラはウワミズザクラ属とされている(2023/02/08追記) |
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