ページタイトル:内宮社の桂 当サイトのシンボルマーク

画像:内宮社の桂 名称 内宮社の桂 (ないぐうしゃのかつら)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 カツラ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 秋田県仙北郡美郷町六郷字米町(こめまち)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5940−14−04
 〃 緯度・経度 北緯39度25分14.7秒
           東経140度32分57.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年5月11日

注1)設置者名の確認を失念。ただしこの標柱は「美郷町 名木・古木」であることを示す標柱なので、美郷町の公的組織が設置したと思われる
注2)まったくの目分量
注3)2004年11月1日、仙北郡内の3町村が合併して美郷町誕生。旧行政区は仙北郡六郷町





 旧六郷町中心市街地の中央部を貫いて、南北方向にお寺が並ぶ。そして、南の締めくくりは熊野神社。
 秋田県神社庁の神社紹介ウェブサイトによれば、大同2年(807)に坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)東征の際に、国家鎮護のため建立した奥羽28社の一つと社記にあるという。文治3年(1187)には武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)が再建したともある。
 その東端に内宮社がある。熊野神社の境内社一覧に名前がないところをみると、内宮社は、熊野神社と境内を接するだけの別の神社だと思われる。
 秋田県緑化推進委員会編「秋田の巨樹・古木」によると、内宮社は、当地の豪商栗林家が文久3年(1863)、邸内に伊勢から天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)を勧請したのが始まり。
 栗林家の子孫は、今は醸造家となり、「春霞(はるかすみ)」等の日本酒の蔵元である。新しく道路が切れて(?)内宮社とは隔てられてしまったが、かつてはここも邸内だったのだろう。道路を直角に横切るような形で大カツラが一直線に並ぶことからも、それが想像できる。
 最大のカツラは、醸造所の敷地内にあるようだ。高い板塀で囲まれているため、外からは上部しか見えない。
 左図は、道を挟んで醸造所の反対側に立つカツラ。2株が並んで立っている。
 こちらだって、なかなか壮観である。
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