ページタイトル:奥谷の流れ柿 ロゴ:人里の巨木たち

画像:奥谷の流れ柿 名称 奥谷の流れ柿 (おくだにのながれがき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カキノキ
樹高 12m(注2)
目通り幹囲 3.2m(注2)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 岡山県加賀郡吉備中央町上加茂(原)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5233−26−24
 〃 緯度・経度 北緯34度51分15.6秒
           東経133度48分22.2秒
吉備中央町指定天然記念物(1973年6月1日指定)
撮影年月日 2016年3月27日

注1)旧加茂川町教育委員会が設置(設置年月不詳)。奥谷の読み方については未確認。もしかしたら、濁らずに「おくたに」と読むのかも知れない
注2)その案内板による
注3)2004年10月1日、御津郡茂川町と上房郡陽町が合併して加賀郡吉備中央町誕生。旧行政区は御津郡加茂川町





 加茂川と宇甘川(うかいがわ)の合流点から、国道429号(国道484号と重複)を、加茂川の上流に向かって約1km。国道沿いに案内表示が出ていた。
 集落内の道を登って行くと、今度は路傍に「奥谷・野田古墳群」の案内板。古墳群に向かう階段の途中から、右手奥にカキノキの姿が見えた。(カキノキは道路から少し離れて立っている)
 案内板によると、普通よりやや小振りな渋柿だということである。「流れ柿」の名は、実のついた枝がその重さで、地面に届くように垂れ下がるさまを形容しているらしい。
 幹の下部はすっかり空洞化し、内部が腐朽していたようだが、平成7年(1995)に樹木医の外科手術を受けて樹勢が回復したとも記されていた。
 実が小さい渋柿だとすれば、実用的な価値は低いように思われる。それなのに、これまで伐られたりせず、大切にされてきたのだ。
 これからも長生きして欲しいと願う。
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