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名称 名平のカツラ (なびろうのかつら) 名称の典拠 なし 樹種 カツラ 樹高 25m(注1) 目通り幹囲 5.8m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 新潟県十日町市名平(注2) 〃 3次メッシュコード 5538−54−66 〃 緯度・経度 北緯37度08分31.5秒 東経138度34分34.7秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2020年5月14日 注2)2005年4月1日、広域合併により十日町市に編入。旧行政区は東頸城郡松代町 北越急行ほくほく線松代(まつだい)駅から西北西に約3.5km。国道253号と同353号が接続する交差点から北に700mほどのところに名平(なびろう)の集落がある。標高368mの山(名称不明)の東斜面に広がる集落だ。 集落の一角に左図のカツラが立つ。 集落を貫く生活道路から見えるのだが、道は狭くてカーブが多く、その上、勾配もきついので、運転に集中せざるを得ない。車窓から見つけるのは難しいかも知れない。 昔からこの近くにお住まいだったという方にお話を伺うことが出来た。 昔、カツラの周囲は墓地で、土地も数筆に細分化されていたが、その後、カツラが大きくなって根が広がるようになったため、墓を移すことにしたのだとのこと。いつ頃の話なのか聞きそびれたが、現在、カツラの傍に墓はない。なお、カツラそのものは、このあたりの総本家の所有物だそうである。 カツラはしばしば「香(こう)の木」と呼ばれる。カツラの葉が腐朽する際に発する芳香を「お香(または線香)のかおり」と感ずる人もいるようだ。 「そんなことからお墓にカツラを植えたのでしょうか」と尋ねてみたが、「わからない」との答え。 落葉の季節になると、カツラの香りが家まで漂ってくるそうである。 |
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