ページタイトル(虫川の大杉) サイトのシンボル

画像:虫川の大杉


画像:虫川の大杉(幹と並ぶ)
名称 虫川の大スギ (むしがわのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 10.6m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 新潟県上越市浦川原区虫川(注3)
 〃 3次メッシュコード 5538−53−86
 〃 緯度・経度 北緯37度09分14.4秒
           東経138度26分52.1秒
国指定天然記念物(1937年4月12日指定)
撮影年月日 2001年11月3日(左写真)
        2010年9月4日/10月31日


注1)1971年12月に浦川原村教育委員会が設置(天然記念物指定名称では「むし
わの…」と読んでいるが、地名の正しい読み方は「むしわ」である)
注2)環境庁編「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)2005年1月1日、広域市町村合併により上越市に編入。旧行政区は東頸城郡浦川原村





 白山神社の御神木。
 現地のシンボル的存在の巨樹で、近くに北越急行(ほくほく線)の駅が開業するに際し、駅名が「虫川大杉(むしがわおおすぎ)」と名付けられたほど。その北越急行が大杉のすぐ近くを通っている。
 写真の裏側、地上6mほどの高さに、鉄板(※)で覆われた大きな傷痕があるが、これは安政年間(1854〜60)の大雪で大枝が折れた痕。
 一本立ちの巨木で、枝を縦横、奔放に広げる姿は力強く、威厳を感じさせる。
 目通りの数値は、上述の環境庁調査では10.6m、平成3〜5年の新潟県緑化推進委員会調査では10.5mとほぼ一致している。一方、講談社「日本の天然記念物」は16mと、かけ離れた数値を載せている。私の目測では11.0mなので、前2者の測定が正しいと思われる。

※2017年9月20日、景観をよくするため、この金属板(鉄板ではなく銅板だったらしい)を外して杉皮に取り替える工事のなかで、空洞に巣くったハチをいぶし出す作業が行われた。その最中に、幹の内部から出火。1時間ほどくすぶる事件があった。(2017/09/27追記)
 
ボタン:新潟県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る