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名称 無量寿寺のけやき (むりょうじゅじのけやき) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 ケヤキ 樹高 18m(注2) 目通り幹囲 5.3m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 栃木県真岡市下籠谷(しもこもりや)字中里 〃 3次メッシュコード 5439−57−88 〃 緯度・経度 北緯36度29分14秒 東経139度58分50秒 真岡市指定天然記念物(1963年12月1日指定) 撮影年月日 2007年4月29日 注1)1990年12月に真岡市教育委員会が設置 注2)環境省の「全国巨樹・巨木林巨樹データベース」による(「奥多摩町日原森林舘」のホームページから入手可能) 天台宗常在山極楽院無量寿寺境内のケヤキ。 寺伝によれば、永和元年(1375)、専修寺住職定恵の法弟定祐が籠谷村に草庵を結んだのが始まり。当初は親鸞の教えを広める道場であったと思われる。 のち天正(1573〜92)末に芳賀氏の一族籠谷伊勢守政高が大檀那となって現在地に伽藍を建立。その際、天台宗に改めたという。(平凡社「栃木県の地名」を参考) かつては寺領30石を有していただけあって、境内は広く、なかなか立派な寺だ。 天然記念物のケヤキは、庫裏の脇、高さ10m弱の崖の縁に立っている。庫裏からはケヤキを通して下の道路を見下ろすような格好。(上図参照) 逆に、道路側からは、ケヤキを見上げることになる。ケヤキの下は小庭園になっていて、外来者はこちらから仰ぎ見て欲しいということなのかも知れない。 下から見ると、崖下に向かって根がよく発達しているのがわかる。これだけの巨体を転倒させないようにするためには、これだけの根が必要なのだ。 小庭園ではツツジが咲き誇り、無骨な大ケヤキに彩りを添えていた。 |
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