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村屋付近の風景(カシは写っていないが・・・) |
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名称 村屋のカシの木 (むらやのかしのき)
名称の典拠 なし (私が勝手に命名)
樹種 シラカシ
樹高 10m(注1)
目通り幹囲 7.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 新潟県上越市吉川区山直海(村屋)(注2)
〃 3次メッシュコード 5538−63−27
〃 緯度・経度 北緯37度11分46.6秒
東経138度28分22.6秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2005年1月10日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2005年1月1日、広域市町村合併により上越市に編入。旧行政区は中頸城郡吉川町
県道に面しているが、個人の所有物で、私有地内に立っている。
旧環境庁データにあるとおり、目通り4mと3mの2本の株立ち。残念なことに太い方が枯れてしまった。地上1mほどで幹を失っている。今は、かつての巨樹の記憶を、かろうじて根元に残すのみ。人々から顧みられることも少なくなった。
新雪が積もったあとに日が射す、雪国では風景が一番美しくなる条件を狙って訪ねてみた。
新潟県には常緑照葉樹の高木は少ない。夏場には見つけ難いシラカシも、この時期ならばすぐわかる。
平成元年(1989)の環境庁調査時に比べれば、半分以下に小さくなってしまったシラカシだが、今も懸命に生きている。残った枝はしっかり葉をつけている。
湿った重い雪が深く積もるこの地方では、冬も葉をつけ、雪の重みをしっかり受け止める常緑樹が、巨木の域に達するまで生を全うすることは、すごく大変なことなのである。
せめて、その生命の灯が自然に消えるまで、見守ってやりたいものである。 |
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