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社殿前のスギ
石段途中のスギ |
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名称 村檜神社のスギ (むらひじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 45mほか(注1)
目通り幹囲 6.0mほか(注1)
推定樹齢 1000年(注2)
所在地の地名 栃木県栃木市岩舟町小野寺(注3)
〃 3次メッシュコード 5439−45−40
〃 緯度・経度 北緯36度22分09秒
東経139度37分29秒
岩舟町指定天然記念物(1972年4月1日指定)(注4)
撮影年月日 2004年12月19日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
注2)2001年3月に岩舟町教育委員会が設置した社叢についての案内板による
注3)2014年4月5日、栃木市に合併。旧行政区は下都賀郡岩舟町
注4)「村檜神社社叢」として境内の樹木を一括指定
東北自動車道と並行して走る県道158号沿い、県道282号との分岐近くに村檜神社がある。元駐日大使ライシャワー夫妻が訪れたという天台宗の古刹、大慈寺の北に隣接している。
創立は大化2年(646)と伝えられ、主祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)。ほかに大山咋神(おおやまくいのかみ)と熊野大神も祀っている。
案内板には、延喜式内社であること、また下野三之宮として長い歴史を有することなどが記されてあったが、正直、少し寂れた印象を持った。
旧環境庁のデータでは、太い方から6.0m、5.4m、5.2m(小数点以下第2位を四捨五入)と、目通り5mを超す大杉が3本あることになっている。実測したわけでないので、あるいは外れているかも知れないが、参道石段途中のスギ、社務所前のスギ、社殿前のスギの順であるまいか。これら以外にも、いわゆる「巨樹」の範疇に属する個体が多く、社叢全体が町の天然記念物に指定されている。
石段途中のスギにだけ、細い注連縄が掛けてあった。3本中、これが一番元気が良さそうである。
とは言っても、3本とも、樹勢が衰えつつあるのは否めない。
特に社殿前の一本については、頭頂部がすっかり枯れてしまい、緑のない骨格のみになってしまった。内部には空洞もありそうだ。数年後にはずいぶん背が低くなってしまいそうな気がする。 |
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