![]() |
|
|
|||||
![]() |
名称 健男社のイチョウ (たけおしゃのいちょう) 名称の典拠 現地の標柱(注1) 樹種 イチョウ 樹高 10m未満(注2) 目通り幹囲 9.1m(注3) 実際はもっと細い 推定樹齢 不明 所在地の地名 大分県豊後大野市清川町六種 〃 3次メッシュコード 4931−34−20 〃 緯度・経度 北緯32度56分36.0秒 東経131度30分01.6秒 豊後大野市指定天然記念物(2005年3月31日指定)(注4) 撮影年月日 2025年3月23日 注2)まったくの目分量 注3)豊後大野市公式ウェブサイトの文化財紹介ページによる 注4)1979年10月1日に合併前の大野郡清川村から天然記念物指定を受けていたが、合併を機に、豊後大野市からこの日改めて再指定された 合併前の清川村の大字でいうと、巨木ファンによく知られるイチイガシ古木「左右知のイチイガシ」がある大字左右知(そうち)の北に隣接する大字が六種(むくさ)だ。 間には奥岳川(おくだけがわ)が流れ、左右知は右岸側、六種は左岸側と2つの大字を分けている。 左図のイチョウが立つ健男社は、六種の高台を走る県道410号と同634号の交差点から直線距離で東方に400mほど。幅200mほどの谷の底部に鎮座する。 天然記念物指定名称では健男社とあるが、神社の正式名は健男霜凝日子神社(たけおしもごうりひこじんじゃ)という名で、もう少し長い。短縮形で呼び慣わされているのだろう。 案内板によると、口伝による創立年は白雉2年(651)。祭神は祖母山頂に祀られている健男霜凝日子神。風雨、霜雪などの天候を司る神である。 少し前まで祖母六社大権現という名前だったようで、拝殿内に掲げられた額や鳥居額にはその名が記されている。 さてイチョウだが、かつては20〜30mの樹高があったそうだが、昭和63年(1988)の強風で幹の途中から折れてしまった。そのため地上5mほどを残して切断、今は切断面の近くから出た小枝や、蘖(ひこばえ)が生命を繋ぐ状況である。 幹囲についても、今は目分量で6mほど。示されたデータとはほど遠い。かつては他にも幹が並んでいたのだろうか? サイズ的には期待外れだったが、根元から伐採しなかったこと、天然記念物指定も解除されなかったことは、この地の人々が再生に大きな期待を寄せていたことを思わせる。そしてイチョウはそれに応えてくれたわけだ。 かつての姿に戻るためにはまだまだ時間がかかるだろうが、無事、その一歩は踏み出せた。 イチョウに寄せられた気持ちも含めて、これはこれでよし。イチョウにエールを送りたい。 |
||||