|
空洞内には石祠が置かれている |
名称 左右知のイチイガシ (そうちのいちいがし) 名称の典拠 「豊の国の名樹」(注1) 樹種 イチイガシ 樹高 20m(注2) 目通り幹囲 12.0m(注2) 実際はもっと細い 推定樹齢 1000年(注2) 所在地の地名 大分県豊後大野市清川町左右知(注3) 〃 3次メッシュコード 4931−24−90 〃 緯度・経度 北緯32分54分59秒 東経131度30分07秒 清川村指定天然記念物(1988年10月1日指定) 撮影年月日 2010年3月26日 注2)上記「豊の国の名樹」による 注3)2005年3月31日、大野郡内の5町2村が合併して豊後大野市誕生。旧行政区は大野郡清川村 宮崎県境の祖母山(標高1756m)の東斜面に発した奥岳川は、中流域で大野川に合流、最後は別府湾に注ぐ。左右知(そうち)は、その奥岳川右岸、県道688号(中津留轟牧口停車場線)沿いの集落である。 左右知から谷沿いに東に向かい、十矢に至る2kmほどの細い道がある。この道の途中に、イチイガシへの案内表示が出ている。 そこからは山道を歩く。 イチイガシは、小さな川を渡った先。ほぼ水平道だ。計時するのを忘れてしまったが、車からイチイガシまで5分もかからなかったと思う。 イチイガシの近くにも、別の小さな川が流れている。上図はそちらから撮ったもの。 かなりの老木で、上から下まで、幹の内部はがらんどうである。空洞内には石祠が置かれ、丸石が数個納めてあった。丸石を納めた意味は不明だが(まさか悪戯ということはないと思うが…)、祠の位置からみて、このイチイガシも神木と見なされているのだろう。 大小の瘤を積み重ねたと言っていいくらい、瘤だらけの幹には長老の趣きがある。 一度会ったら忘れられないイチイガシである。 |
|||||||