ページタイトル:向東のアラカシ 当サイトのシンボルマーク

画像:向東のアラカシ 名称 向東のアラカシ (むかいひがしのあらかし)
名称の典拠 天然記念物指定名称(注1)
樹種 アラカシ
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 6.4m(注2)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 岡山県井原市美星町黒忠(向川東)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5233−04−11
 〃 緯度・経度 北緯34度41分01.2秒
           東経133度30分52.9秒
井原市指定天然記念物(2005年3月16日指定)
撮影年月日 2022年3月29日

注1)現地の案内板(設置者名・設置年月とも不詳)には「向組のアラカシ」(むかいくみのあらかし)とあった
注2)井原市公式ウェブサイトの一つ「いばら歴史館」による
注3)2005年3月1日、井原市に合併。旧行政区は小田郡美星町(びせいちょう)





 美星町は「美しい星の町」と読める。町民もこの名前が気に入っていたようで、美しい星空を守るため、日本で最初に光害防止条例を定めた町としても知られる。現在、旧美星町には天文台やJAXAの施設も設置されている。
 その美星天文台から西北西に3kmほどのところに向川東(むかいかわひがし)の集落がある。この辺りでは平坦地が極めて少ないため、家々は斜面上に分布する。
 標記のアラカシはその集落内に立つのだが、周囲をモウソウチクに囲まれていて、樹冠は見えても、林の外からは幹が見えない。そのため、近隣に住む人以外に存在を知る人は少ないと思われる。
 竹林と畑の境界線に沿って小道を進むと、「向組のアラカシ」と書かれた案内板があり、竹林内に巨大な姿が見えた。
 なかなか大きいアラカシだ。根元付近が膨らんでいるため、やや大きめの数値となっているが、訪問時現在、データの上では岡山県随一、全国でもトップクラスの大きさに相当する。(環境省巨樹データベースによる。ただしこのアラカシ自体は未登録)
 近くに目印になるような物がなく、詳細な位置を説明するのが困難だが、上記緯度・経度データは正確だと思っているので(誤差10m以内)、お訪ねになるなら、地図上にこの位置をマークし、あとはその近くで誰かに尋ねられたらよいと思う。
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