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名称 行縢神社のバクチノキ
(むかばきじんじゃのばくちのき)
名称の典拠 「ひむか巨樹マップ」(注1)
樹種 バクチノキ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 3.3m(注2)
推定樹齢 200年(注2)
所在地の地名 宮崎県延岡市行縢町
〃 3次メッシュコード 4831−74−36
〃 緯度・経度 北緯32度37分08秒
東経131度34分35秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2018年3月18日
注1)宮崎県林務部の企画編集により、鉱脈社から刊行
注2)宮崎県が設置した「みやざきの巨樹百選」案内板による
国道218号から、行縢川(むかばきがわ)に沿って行縢山(むかばきやま、831m)を目指す。(国道からの分岐点の手前に「行縢山」の案内表示あり)
あとは道なりに走るだけ。のほほんとハンドルを握っていたところ、前方に見えてきた行縢山の山容に驚かされた。
まるで山が二つに裂けたような姿だ。裂け目には滝が流れ落ちている。これを見た古人は、きっと神の行為と思ったに違いない。そんな風景である。
道なりに進み、「むかばき青少年自然の家」を過ぎると、左手に神社への入口がある。そこもさらに通り過ぎると、すぐ先の道路脇に参詣者用・登山者用を兼ねた駐車場があるので、そこからは300mほど歩く。
宮崎県神道青年会の神社紹介ウェブページによれば、行縢神社は養老2年(718)、紀州(現和歌山県)の熊野権現を勧請したことに始まり、往古は行縢山三所大権現と称していたようだ。祭神は伊弉冉命(いざなみのみこと)、事解男命(ことさかのおのみこと)、速玉男命(はやたまのおのかみ)の3柱。広大な境内を有する、なかなか立派な神社である。
左図のバクチノキは、社殿に向かって左側、斜面の上部に立っている。
これだけの大きさのバクチノキには、滅多に会えるものではない。樹高もあり、樹勢も良さそうだ。急斜面に立つせいか、根元まわりの姿が力強い。
バクチノキ名木の1本と称しても差し支えないのではなかろうか。 |
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