ページタイトル:東大島のアメリカキササゲ 当サイトのシンボルマーク

画像:東大島のアメリカキササゲ 名称 東大島のアメリカキササゲ
    (ひがしおおしまのあめりかきささげ)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 アメリカキササゲ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 3.3m(注3)
推定樹齢 110年(注2)
所在地の地名 栃木県真岡市東大島
 〃 3次メッシュコード 5440−40−92
 〃 緯度・経度 北緯36度24分41.5秒
           東経140度01分29.0秒
真岡市指定天然記念物(1990年6月21日指定)
撮影年月日 2023年9月25日

注1)設置者名・設置年月とも不詳。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)書籍「芳賀の文化財第24集」(2011年刊)による。推定樹齢について、同書では100年とあるが、刊行から12年を経たので110年とした
注3)地表面から1.3m付近の幹囲を実測





 真岡鉄道真岡(もおか)駅の南東3.4kmほどに、磯山(いそやま)という小さな山がある。標高は105m、山麓との標高差が50mくらいしかない低山だが、この辺りではどこからもよく見える独立峰なので、山頂に一等三角点を持つ山でもある。
 左図のアメリカキササゲが立つのは、その南東麓。東大島公民館の広場。(自動車進入可。左図に見える建物が公民館)
 昭和56年(1981)まで、ここには山前(やまざき)小学校の分校があった。広場はそのグラウンド跡である。
 樹名からも想像できるとおり、アメリカキササゲは日本の在来種ではない。小学校の象徴として、日本ではパイオニアとなる外来種を植えた可能性が高い。(当時は西洋崇拝の気持ちが強かったように思う)
 国立研究開発法人森林総合研究所(九州支所)Webサイトによると、日本にアメリカキササゲが渡来したのは明治末年(1912)だそうだから、推定樹齢が正しいなら、日本のアメリカキササゲたちの長老格ということになる。
 しかし、長老といっても約百歳。樹木の寿命を考えればまだ若い。樹姿は青年期のそれであった。
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