ページタイトル:河内八所神社の大杉 当サイトのシンボル

画像:河内八所神社の大杉(幹と並ぶ) 名称 河内八所神社の大杉
    (かわうちはっしょじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 スギ
樹高 44m(注2)
目通り幹囲 7.5m(注2)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 高知県吾川郡仁淀川町用居甲(注3)
 〃 3次メッシュコード 5033−30−69
 〃 緯度・経度 北緯33度38分24.6秒
           東経133度07分22.2秒
仁淀川町指定天然記念物(2005年7月26日指定)
撮影年月日 2012年3月27日

注1)旧池川町教育委員会が設置した案内板には「用居、河内八所神社の大杉」とあったが、同名の神社が多いわけでもないので、地名を省略した
注2)上記案内板による。旧環境庁資料には樹高70m、幹周8.3mとあるが、案内板のデータの方が実態に近いように思われる
注3)2005年8月1日、2郡にまたがる1町2村が合併して仁淀川町誕生。旧行政区は吾川郡池川町





 土居川に沿って走る国道494号は、境野トンネルで愛媛県と高知県を結ぶ。その高知県側、県境から約6kmのところが用居(もちい)だ。
 河内橋を渡って県道の対岸に移ると、間もなく右手に、河内八所神社への自動車参道入口がある。神社へは少し下る格好(舗装路)。神社手前の駐車スペースからは、もう大杉の姿がはっきり見える。
 大杉はいわゆるオモテスギと呼ばれるタイプで、すらっと真っ直ぐ立っている。根の両側にかなりの段差があり、低地側に立って測れば、旧環境庁データの8.3mは納得できない数値ではない。(しかし旧環境庁が定めた測定要項では、幹囲は高地側で測ることになっている)
 途中から2幹に分かれているのだが、その割に樹冠の幅は狭く、シルエットはスリムだ。
 案内板によれば、延喜元年(901)、菅原道真太宰府左遷の報を聞き、土佐権守であった嫡子高視が九州へ見舞いに向かった。大杉は、その途次、当地に立ち寄った高視が父の無事を祈願して植えた2本のうちの1本だとする伝承があるという。
 しかし、公平に見て、1100年の樹齢をあてはめるのは、ちょっと無理があるように思われる。
 
ボタン:高知県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る