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名称 朝日スーパーラインのカツラ (あさひスーパーラインのかつら) 名称の典拠 なし 樹種 カツラ 樹高 不明 目通り幹囲 8.5m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 新潟県村上市三面(みおもて)(注2) 〃 3次メッシュコード 5739−35−37 〃 緯度・経度 北緯38度16分52.5秒 東経139度42分56.7秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2020年7月20日 注2)2008年4月1日、村上市に合併。旧行政区は岩船郡朝日村 沼田林道のトチノキに会った後、時間があったので、朝日スーパーライン(県道349号=鶴岡村上線)を行けるところまで走ってみることにした。(前年の大雨による災害で県境付近はまだ通行止だった) この県道の大部分を占める山岳区間の前身は、昭和58年(1983)に完成した朝日スーパー林道。全長52kmもある長大な林道だ。完成直後に全線を走った記憶があるが、当時は巨木に関心が無かったため、改めて走ってみようと思ったのだ。 まだ朝8時を少し過ぎた頃。目下行き止まりの道なので対向車もあるまいと、時速20kmほどでゆっくり走りながら探して行くと、山側に少し離れたところに、黒々とした影が見えた。車を降り、近づいてみると遠望した時より大きい。幹囲が8mを下回ることはあるまいと思われる大カツラだった。 それが左図のカツラである。小さな沢の斜面に立つのだが、この沢に名前があるのかどうかも分からない。このカツラをどう呼んだらよいか困ってつけた名が標記の通り。毎度のことながら、己れのセンスの無さに呆れる。 全体として1本にまとまっていたようだが、今は中心部を失い、隙間も見られる。全盛期を過ぎ、現在、姿を変えつつあるところ。でも、まだ王者の威厳を失ってはいない。 場所は、猿田貯水池の北西。スーパーライン入口から16km地点で(路傍に地点表示あり)左の沢を見るとカツラが見える。 この日は、ここからさらに4kmほど進んで引き返したのだが、帰りにクマと遭遇。車に乗っていたので恐怖は感じなかったが。 カーブを曲がった先の道路上に子熊が2頭いた。私が発見するのと、子熊が逃げる態勢になるのとほぼ同時。残念ながら写真は撮れなかった。(ドライブレコーダーに録れていたはずだと気が付いたのは、数日後。事故対応用の先入観しかなく、こんな使い方もあるとは思いつかなかった) 子熊は柴犬くらいの大きさで、犬に比べて頭が大きく、手足がずっと太い。胴体には丸みがある。 2頭は別々に逃げるのでなく、互いに寄り添うように並んで逃げた。その様子が実に可愛い。 近くに母グマがいるはずと窓越しに探してみたが、路肩の先は急斜面で川に落ちていて、車からは見えなかった。さりとて車を降りて探す勇気(?)も無し。 このあたりはツキノワグマの生息地なのだ。お訪ねの際はクマにもご注意を。 |
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