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名称 南田中のスギ (みなみたなかのすぎ) 名称の典拠 なし 樹種 スギ 樹高 15m(注1) 目通り幹囲 5.1m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 新潟県南魚沼市南田中(注2) 〃 3次メッシュコード 5538−46−26 〃 緯度・経度 北緯37度01分24.1秒 東経138度49分54.3秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2023年6月7日 注2)2005年10月1日、南魚沼市に合併。旧行政区は南魚沼郡塩沢町 JR「上越国際スキー場前」駅の南南東約700m。大字南田中の北端近くに立つ大杉。国道17号「南田中」信号交差点と駅を結ぶ道路から姿が見える。 旧家のお屋敷に立つスギである。奥様から見学許可をいただいて大杉に向かう。 お屋敷の中に稲荷神社があって、大杉はその背後。直線を保ったまま、かなり傾いて立っている。この高さまで生長した後、根元が不安定になって傾いたと思われる。 もともと材木にしようと植えたわけではないのか、幹の下部を除いて枝打ちがなされた様子が見えない。それがこのスギに、いかにも古木らしい力強さを与えているように思われた。 礼を述べて帰る際、奥様に伺ったところでは、真っすぐ直立する姿はご記憶にないとのこと。傾いたのはかなり昔のことのようだ。 昔、家が火事に遭ったことがあり、過去帳のほかに何も持ち出すことが出来なかったと聞いている。そのため、スギについての記録も無く、伝承等も知らないが、かつて湧水があって、杉の近くを流れていた。しかし、水量が減り、また安定しなくなったため、水路を埋めてしまったと仰っていた。 もしかしたら、その水路がスギが傾斜する原因となったのかも知れない。 幸い、スギが傾く方向に建物や通路は無い。まだ当分の間、このままの姿を保っていられそうである。 |
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