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名称 幣川神社のケヤキ (みことがわじんじゃのけやき) 名称の典拠 なし (私が勝手に命名) 樹種 ケヤキ 樹高 9m(注1) 目通り幹囲 6.8m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 長野県長野市篠ノ井御幣川(しののいおんべがわ) 〃 3次メッシュコード 5438−61−81 〃 緯度・経度 北緯36度34分18秒 東経138度08分21秒 天然記念物指定等 なし 撮影年月日 2004年8月23日 注1)私の目測値(私の目測法はここ) 幣川神社は、JR篠ノ井駅の南600mほど。 伝承によれば、慶長年間(1596〜1615)のこと。用水の開削中、土中から、高さ5寸あまりの金色の御幣が出てきた。甲越戦争の名将の兜標と思われるその御幣には、「八幡宮」の3字が刻まれていた。 当時、戸数は20戸ほど。まだ村名も定まっていなかったが、御幣の発見を八幡神の託宣と考え、これを奉祀して八幡宮を建立し、村名を御幣川としたという。 以上は、平成6年(1994)の社殿改修を期に設置された由緒書きからの要約である。幣川神社と名を改めたのは、明治11年(1878)のこと。 拝殿右横(向かって左)のケヤキは、もちろん八幡宮時代からの老木である。創建の頃に植えられたものか、あるいはもっと古くからあったのか。 近くにお住まいの方の話では、戦後しばらくまでは元気だったらしい。立派な樹勢を誇り、子供たちは得意になって木登りをして遊んだという。「この木に登って遊んだ子供たちは、みなもう65(歳)を超えてしまった」と、感慨深げに教えて下さった。 元気だったケヤキも、今はご覧のとおりである。細い1本の小枝が辛うじて生きているのみ。 盛者必衰の世ではあるけれども、少しでも長く、生命の火を点していてもらいたいものだ。 |
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