ページタイトル:三笠山道祖神のスダジイ ロゴ:人里の巨木たち

画像:三笠山道祖神のスダジイ(幹と並ぶ) 名称 三笠山道祖神のスダジイ
    (みかさやまどうそじんのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 茨城県鹿嶋市宮中(きゅうちゅう)
 〃 3次メッシュコード 5340−75−51
 〃 緯度・経度 北緯35度58分04.7秒
           東経140度38分21.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年5月17日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による





 国道51号の旧道は、鹿島神宮を迂回するように、境内の東縁・南縁に沿って通っている。その沿線、「三笠山」バス停付近に道祖神の小祠があり、周辺にはスダジイ巨木が数本立っている。
 左図がそのなかの最大木。市街地に立つことを感じさせない、野性味満点の樹形をしている。
 「鹿嶋デジタル博物館」によると、文政6年(1823)に著された「鹿島志」に、「里人の旅路に出で立つ折、かならずこの神に甘酒を竹筒にいれ、叉わらじなどを手向けて道の平安を祈るは古風の存れるなり」と記されているそうである。
 この大シイのほか、交差点内にあって、「燭台ブナ」のスダジイ版とも言えるような樹形の個体も魅力的だ。(こちらは「少し大きめの画像」に写真あり)
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