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名称 三椪小学校のセンダン (みはえしょうがっこうのせんだん) 名称の典拠 池田隆範著「みやざき巨樹の道」 樹種 センダン 樹高 22m(注1) 目通り幹囲 6.0m(注1) 推定樹齢 約120年(注2) 所在地の地名 宮崎県延岡市北方町坂下(注3) 〃 3次メッシュコード 4831−74−33 〃 緯度・経度 北緯32度36分55.1秒 東経131度32分31.6秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2012年7月31日 注2)明治39年(1906)、 校舎を現在地に移転・新築した際、落成記念樹として植えられたことがわかっている。植えられたのが仮に実生後10年の苗木だったとすると、写真の2012年現在、およそこれくらいになる 注3)旧行政区は東臼杵郡北方町。2006年2月20日、延岡市に合併 国道218号を高千穂方面に向かって西進。旧北方町に入ったところで県道215号に乗り換え、今度は曽木川の谷を北上。県道分岐から7kmほど走ると、三椪小学校がある屋形原(やかたばる)だ。 同校のホームページを拝見すると、三椪小学校の創立は明治21年(1888)。その後、児童数の増加に伴い、明治39年(1906)、現在地に校舎を新築、移転した。移転当時の児童数は115名。 校舎落成の記念樹として、センダンが2本植えられた。 「栴檀は双葉より芳し」という。良い香りを発する高貴な木材とされ、また害虫が蝕むことのない栴檀(せんだん)は、その良い資質を、まだ芽生えたばかりの双葉の頃から発揮するものだ、という意味である。 この言葉は、優れた人物の例えとしてもしばしば用いられる。三椪小学校の児童にも、そのように育ってほしいとの願いから、センダンが植えられたのだろう。(ただし、ここで言う栴檀は、実はセンダンではなくビャクダン(白檀)のことらしいが、日本に白檀は育たない) そのうち1本が、今日、巨木にまで育った。 多分、グラウンドの端に植えられたのだと思うが、2度のグラウンド拡張工事を経て、今はフィールド内に立っている。 自慢のセンダンは、校歌にも歌われている。3番の歌詞には 「歴史は古く せんだんの 若葉は朝の 日に映えて 三椪の子らの 若木ものびる たくましく 意志つよく」とある。 2011年度の児童数は、全校で20名。 6月と10月には、センダンの木の下で、全校生徒がランチタイムを楽しむ行事があるのだそうである。 ※2014年3月末をもって三椪小学校は閉校。近隣の小中学校と共に、北方学園(小中一貫校)として生まれ変わった。学びの地は統合前に北方中学校だった場所に移ったが、センダンは今もそのまま立っている。(2017.02.02追記) |
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