ページタイトル:松崎観音のエドヒガン 当サイトのシンボル

画像:松崎観音のエドヒガン 名称 松崎観音のエドヒガン
    (まつざきかんのんのえどひがん)
名称の典拠 なし
樹種 エドヒガン
樹高 不明
目通り幹囲 3.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 岩手県遠野市松崎町松崎11地割
 〃 3次メッシュコード 5941−04−33
 〃 緯度・経度 北緯39度21分50.9秒
           東経141度32分24.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年4月18日

注1)2幹合わせて全体の輪郭を目分量で





 松崎観音の参道石段脇に立つエドヒガン。観音様の名をもらった「観音桜」からは北西に50mほど。
 松崎観音は遠野七観音の第2番札所。
 遠野市公式ウェブサイトの遠野遺産紹介ページによると、大同2年(807)の開創で、当初は麦沢山松崎寺と号した。嘉4年(851)、慈覚大師が遠野に来錫した際、一木より7体の観音像を刻み、そのうちの一体が松崎観音だというような旨が、寛政13年(1801)の由来額に記されているそうである。(現存する本尊十一面観音像の背面には慶長11年(1606)銘があるそうだ)
 また延享元年(1744)の由緒書には、元禄年間(1688〜1704)の野火で観音堂が全焼、宝物は焼けてしまったが本尊は無事だったという。現在の観音堂は享保9年(1724)の再建らしい。この由緒書は起きた出来事からあまり時を経ずに記されていて信頼できそうだ。
 こうしてみると、松崎観音は創立以来ずっと仏堂であったわけだが、何故か訪問時現在の地理院地図では寺院マークでなく神社マークになっている。
 さてエドヒガンである。
 双幹の桜で、2本の幹はほぼ同じ太さ。根元ではしっかりくっついている。もとは一株なのか合体木なのかは不明だが、2本は同じ遺伝子を持つかのようによく似ている。
 スギならば2本が平行に立つかV字形に立つかだが、この桜では仲良く絡み合うように立っている。それが面白い。
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