ページタイトル:松尾のアコウ 当サイトのシンボル

画像:松尾のアコウ(幹と並ぶ)

画像:松尾のアコウB
名称 松尾のアコウ (まつおのあこう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アコウ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 9.8m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 高知県土佐清水市松尾
 〃 3次メッシュコード 4932−07−79
 〃 緯度・経度 北緯32度44分05秒
           東経132度59分09秒
国指定天然記念物(1921年3月3日指定)(注3)
撮影年月日 2012年3月31日

注1)1981年6月に土佐清水市と高知県緑化推進委員会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)正確には、このアコウ自体が指定されたわけでなく、「松尾のアコウ自生地」としての指定である。しかし、この素晴らしいアコウが存在しなかったなら、国指定もなかった可能性が大きいと思われる





 県道27号(足摺岬公園線)から松尾漁港に下る道の途中、松尾天満宮後方に、この素晴らしい大アコウが立っている。
 私の身長は178センチ。成人男子の平均値よりやや大きい(幹囲の測定点である地上1.3mは、ちょうど私の胸の高さ)。写真で見比べてみて、アコウの大きさに偽りのないことがお分かりいただけよう。
 アコウは、絞め殺しの木の仲間として知られる。図で、全体として幹のように見えるものは、実は気根の集合体である。先端が地に着くと、そこで毛細血管のように分岐して地面を掴む。一部が板根のようにもなっている。
 ちょっとおどろおどろしく、不気味な感じもするが、この野性的な力強さにワクワクさせられるような面もある。それがアコウの魅力だ。
 なお、「生育地」というだけあって、道の反対側にも(それが左下図の個体)、大アコウの背後の川岸にも、かなり大きく生長したアコウがある(「少し大きめの画像」に写真あり)。
 また、ここから海岸に下ったところには、「石抱きのアコウ」もある(案内表示あり)。そこから見る海岸も美しいので、ついでにご覧になったらいかがだろうか。
 
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