ページタイトル(松本城のケヤキ) ロゴ:「人里の巨木たち」

画像:松本城のケヤキ

画像:国宝松本城

画像:松本城のケヤキ(幹と並ぶ)
  名称 松本城のケヤキ (まつもとじょうのけやき)
名称の典拠 なし (私が勝手に命名)
樹種 ケヤキ
樹高 不明
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県松本市丸の内
 
〃 3次メッシュコード 5437−27−87
 〃 緯度・経度
 北緯36度14分21.4秒
           東経137度58分11.0秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2003年6月14日

注1)私の目測値(私の目測法はここ





 松本城内にはケヤキの巨樹が数本あるが、なかでは北側の石垣に立つこの木が一番太いようだ。
 簡単な竹垣が設置され、石垣上に上がれないようになっているので(堀側の縁は危険なので仕方がない措置だと思う)、そばまで行って観測することは出来ないが、3本の融合木のように見える。地上2mほどで数本の幹に分かれ、その上部にこんもりと樹冠を形成している。
 ケヤキからは、本丸跡の芝生の向こうに国宝天守閣がよく見える。
 これだけの巨木だから、江戸時代からすでに存在していたのだと思われるが、堀に面した石垣の上にこんな巨木があるなど、戦さのための城からは考えられないのではなかろうか。飛躍のしすぎかも知れないが、包容の精神や文化は平和な時代でなければ生まれないのだと再確認した。
 翻って、時代の変遷を眺めてきたケヤキは、今の時代をどう思っているのだろうか。ケヤキに心があったなら、尋ねてみたいところである。
 
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