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名称 政板のミズナラ (まさいたのみずなら) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 ミズナラ 樹高 20m(注2) 目通り幹囲 7.6m(注2) 推定樹齢 600年(注3) 所在地の地名 岐阜県高山市一之宮政板(注4) 〃 3次メッシュコード 5437−01−37 〃 緯度・経度 北緯36度02分06.3秒 東経137度12分37.8秒 高山市指定天然記念物(2003年10月28日指定) 撮影年月日 2021年11月17日 注2)宮誠而著「巨木学」による(2015年測定) 注3)上記案内板による 注4)2005年2月1日、高山市に合併。旧行政区は大野郡宮村 このミズナラは、日本二百名山の一座位山(くらいやま、1529m)の東斜面に立つ。 位山にはいくつかの登山ルートがあるようだが、ミズナラに会うだけなら、そのうち久々野(くぐの)防災ダム近くに起点を持つルートが最も近い。 合併前の宮村、現在の高山市一之宮町から県道98号(宮萩原線)を南下、位山峠に向かう。 峠まであと2km程に達すると、正面にダム(ダム湖の名前は「あららぎ湖」)が見え、右側に政板作業道の分岐がある。ここがミズナラへの入口だ。 ただし、自分でも有り難く使わせていただきながらこんな事を書くのもなんだが、この作業道に普通の車で進入するのは止めた方が無難と思う。 この道は水害に遭った後、しっかり整備がなされなかったようで、途中の橋は落ちたままだし、一部ではあるが、道が深く抉れている場所があって、コースの取り方(タイヤの導き方)を誤ると亀になる恐れがある。橋の手前の駐車スペースも狭い。それに、そもそも入口から橋まで750mほどの距離なので、歩いても10分程度だ。 登山道入口の階段からミズナラまでの所要時間も10分くらい。途中に危険な場所も無く、予想していたよりずっと楽にミズナラに会えた。(クマ対策は必要) ミズナラとしては特大の部類に属する素晴らしいミズナラである。 多くの大枝を失い、幹はがらんどう。少々寂しい姿になったが、これだけの老巨木なれば致し方ない。むしろ思ったより背が高く、威厳を感じるゴツゴツした樹肌も生気を失っていないことに驚く。 上記「巨木学」では小黒川のミズナラと並び日本一とされているミズナラ巨木である。 |
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