ページタイトル:前川のタブノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:前川のタブノキ(幹と並ぶ) 名称 前川のタブノキ (まえかわのたぶのき)
名称の典拠 駐車スペースにあった標柱(注1)
樹種 タブノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 600年(注2)
所在地の地名 秋田県にかほ市前川字下林(注3)
 〃 3次メッシュコード 5839−67−63
 〃 緯度・経度 北緯39度13分27.2秒
           東経139度55分12.9秒
秋田県指定天然記念物(1974年10月12日指定)
撮影年月日 2019年5月8日

注1)にかほ市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)秋田県緑化推進委員会編「秋田の巨樹・古木」による
注3)2005年10月1日、由利郡内3町が合併して「にかほ市」誕生。旧行政区は由利郡金浦町(このうらまち)





 国指定天然記念物「象潟(きさかた)」の北東に、周囲600〜700mの沼が二つ並び、北側の沼が「天神男沼」、南は「天神女沼」と呼ばれている。それら二つの沼の間を東に向かう細い未舗装路があり、その路傍にタブノキへの遊歩道が開いている。(標柱と駐車スペースあり)
 かつて象潟と呼ばれた汽水湖は、今では水田に変わった。水田の中央付近をほぼ南北に象潟川(農業用水?)が流れ、川に沿って道路が走っている(訪ねたのが朝の通勤時だったため、思ったより交通量が多かった)。その道路脇にもタブノキへの案内と簡単な地図が示されているのだが、ちょっと分かりにくいかも知れない。
 実は、6年前の夏に一度訪ねたことがある。その時は、入口はわかったのだが、タブノキの詳細な位置が分からず、また付近に車を置く場所も無かったので断念したのだった。
 今回、入口まで行ってみると、駐車スペースが設けてあった。ありがたい。
 あとは、遊歩道を150mほど歩くだけ。(遊歩道は1.5mほどの道幅があるが、一面に草で覆われている。私が訪ねた時は草丈が低くて歩きやすかったが…)
 タブノキは天神女沼の岸辺。少し手前には、まるで露払いのように、幹囲3mほどのタブノキも。
 いくら海岸に近いといっても、ここは北国、秋田県だ。こんなに元気の良いタブノキ巨木にお目にかかれるとは驚きである。
 幹囲5m超のタブノキのうち、もっとも北に位置するタブノキ巨木なのではないだろうか。
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