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名称 前田の大スギ (まえだのおおすぎ) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 スギ 樹高 24m(注2) 目通り幹囲 7.7m(注2) 推定樹齢 伝承1000年(注2) 所在地の地名 福島県双葉郡双葉町前田字稲荷前 〃 3次メッシュコード 5641−10−20 〃 緯度・経度 北緯37度26分27.8秒 東経140度59分54.2秒 福島県指定天然記念物(1955年2月4日指定) 撮影年月日 2004年2月6日(左写真) 2011年3月5日(少し大きめの画像) 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による 双葉町の中心部から、国道288号を南西に向かい、常磐線をくぐるポイントの西400mほどのところに立つスギ。 上の写真に写っている屋根は稲荷神社で、字名もそれによる。大杉は稲荷神社の御神木らしい。 太い幹を縦横、四方に広げている姿は、このスギがウラスギ(アシウスギ)の仲間に属すことを示している。整理された枝の痕も見えるが、残った枝にはしっかり葉をつけ、樹勢は良さそうだ。近くの標柱には、平成14年(2002)3月に樹勢回復措置がとられた旨の記述があった。 地元の人たちは、浜通りのスギの中で一番太いとしているようだが、公平に見るところ、残念ながら、小高町の大悲山の大スギの方が少し太いようだ。しかし、だからといってこの大杉の価値が下がるわけではない。前田の大スギも、記憶に値する堂々たる大杉である。 昭和60年(1985)6月に福島民報社などが主唱して選定された「ふくしま緑の百景」に選ばれた。人々に愛されている大杉なのである。 |
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