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名称 大悲山の大スギ (だいひさんのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 45m(注2)
目通り幹囲 7.8m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 福島県南相馬市小高区泉沢字薬師前(注3)
〃 3次メッシュコード 5640−27−48
〃 緯度・経度 北緯37度32分28.9秒
東経140度58分58.3秒
福島県指定天然記念物(1955年2月4日指定)
撮影年月日 2004年2月6日(左写真)
2011年3月5日(少し大きめの画像)
注1)福島県教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)2006年1月1日、原町市と相馬郡内2町が合併して南相馬市誕生。旧行政区は相馬郡小高町
旧小高町中心部から南2kmほどのところに、数体の磨崖仏が残されている。かなり摩滅して、面貌などは明らかでないが、一部に彩色が残っている。東北の名僧徳一の作とする伝承があるという。これらの貴重な磨崖仏は、昭和5年(1930)に国指定史跡とされた。
大杉は、これら磨崖仏のうち、薬師如来等数体が刻まれた石窟の前に立っている。
いわゆるウラスギ(アシウスギ)の類で、複雑にうねる大枝の姿に、ただならぬものを感じても不思議ではない。薬師堂石窟の入口の門番としては申し分ない貫禄である。
地際の様子から判断するに、根はもっと深いところにありそうだ。後世になって土盛りされ、根が地中に隠れてしまったようだ。本来なら、さらに根張りの逞しい姿を見せてくれたはずである。
福島県浜通り地方では最も太いスギである。 |
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