ページタイトル:町原大銀杏 ロゴ:人里の巨木たち

画像:町原大銀杏(幹と並ぶ) 名称 町原大銀杏 (まちばらおおいちょう)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 イチョウ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 千葉県山武郡横芝光町木戸台(注4)
 〃 3次メッシュコード 5340−43−16
 〃 緯度・経度 北緯35度40分44.9秒
           東経140度27分30.5秒
横芝光町指定天然記念物(1974年3月1日指定)(注5)
撮影年月日 2014年5月13日

注1)横芝光町が設置(設置年月不詳だが、合併後に設置されたようだ)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)横芝光町公式HPによる
注4)2006年3月27日、匝瑳郡光町と山武郡横芝町が合併して山武郡横芝光町誕生。旧行政区は山武郡横芝町
注5)その後、2019年3月5日に千葉県指定天然記念物となった(県天然記念物指定名称は町指定時の名称を継承)





 大クスノキの大総(おおふさ)小学校から県道116号(横芝山武線)を西に150mほど移動すると、県道の南、稲荷神社の境内にこのイチョウが見える。
 気根の発達が見事なイチョウで、そのため「乳銀杏」と呼ばれることもあるという。
 「乳銀杏」と呼ばれるからには、何らかの母乳祈願の信仰があったと思われる。各地にさまざまな信仰形態が伝わっているが、当地ではどうだったのだろう。
 少なくとも気根を削り、それを煎じて飲むようなことはしなかったようだ。気根は先端部まできれいな形をしている。これだけ形が整っていると、あまりおどろおどろしい感じはない。
 大きさはまだ物足りないものの、一見の価値のあるイチョウだと思われる。
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