|
|
|
名称 桑の川の大杉 (くわのかわのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 50m/45m(注2)
目通り幹囲 5.4m/4.5m(注2)
推定樹齢 伝承700年(注2)
所在地の地名 高知県高岡郡津野町赤木(上桑の川)(注3)
〃 3次メッシュコード 5033−11−44
〃 緯度・経度 北緯33度27分22.4秒
東経133度10分54.3秒
津野町指定天然記念物(1974年5月10日指定)
撮影年月日 2012年3月29日
注1)高知県緑化推進委員会と葉山村教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)2005年2月1日、津野町誕生。旧行政区は高岡郡葉山村
国道197号を西に向かうと、新荘川対岸に葉山中学校を望む辺り、橋の手前の路傍に、「西の宮老杉入口」の案内表示が出ている。この大杉への案内である。
このように、大杉の名前は必ずしも定まっていないらしく、このスギの地元では「夫婦杉(めおとすぎ)」と呼ばれることが多いようだ。
三所神社の入口に立っている。
案内板によれば、当地赤木の百姓某が出雲参拝に行った帰り、急病に罹った。頼る者も無く、無意識のうちに握りしめていた小石に祈ったところ、快癒することが出来た。神の加護を感じた百姓某は、この小石を持ち帰って、小祠に祀った。
不思議なことに、この小石が成長する。成長の都度、大きさに合わせて祠の改築を繰り返し、それにつれ、某家もますます繁栄した。
ところがあるとき、社殿を造営した大工が石を砕いてしまった(この部分、文字が薄れて読めないので、内容が違っているかも知れない)。このとき以来、石の成長は止まったが、神意が乗り移ったか、代わりにスギがぐんぐん伸び始めた。
それが、このスギだという。
しかし客観的に見る限りでは、スギは2本とも若々しく、樹齢は、多く見積もっても、せいぜい300年くらいではなかろうか。
見ていて気持ちが晴れ晴れするような、元気のいい大杉ペアである。 |
|