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名称 栗須小学校のセンダン (くりすしょうがっこうのせんだん) 名称の典拠 なし 樹種 センダン 樹高 18m(注1) 目通り幹囲 4.8m(注1) 今はもっと大きそうだ 推定樹齢 100〜199年(注1) 所在地の地名 宮崎県小林市野尻町三ヶ野山(栗須)(注2) 〃 3次メッシュコード 4731−70−65 〃 緯度・経度 北緯31度58分36.7秒 東経131度03分49.8秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2012年8月5日 注2)2010年3月23日、小林市に合併。旧行政区は西諸県郡野尻町 栗須小学校のホームページで同校の沿革を拝見すると、明治6年(1873)、栗須村落学校が開校したことに始まる。児童数47名。田爪今右衛門氏の邸宅が仮校舎だった。 のち、野尻小学校栗須分校と改称。現在地への移転は明治27年(1894)。 間借りでなく、晴れて専用の土地に専用の新しい校舎が出来た。うれしさもひとしおだろうし、「さあ、これからだ」と、新たな意欲も湧くことだろう。関係者によってセンダンが植えられたのは、その時である可能性が高い。 青葉が陽光に輝く姿を撮りたかったのだが、訪れた日は生憎の雨。黒雲が低く垂れ込め、あたりは薄暗い。風もあって、拭っても拭ってもレンズに水滴が付く。センダンの木にすっかり嫌われてしまったようだ。 写真のセンダンは、校舎の横に、少し離れて立っている。周囲には机と椅子。天気の良い日には、ここで野外授業が行われることもあるのだろう。(このほか、グラウンドの縁にも立派なセンダンがある) 学校のホームページでは、「せんだんの実活動」のことも紹介されていた。 旧野尻町には「凡事徹底」の考え方があったという。日常に於ける些細な行為でも、心を込めてしっかりやろうということだと思われる。たった一粒の実に過ぎなかったセンダンも、毎日毎日をしっかり生きることでここまで大きくなった。そのセンダンを見習おうというわけである。 それにしても、100年ほどで、よくここまで大きくなったものだ。取り巻く人々の愛情も肥やしになったに違いない。 |
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