ページタイトル:大滝の杉 ロゴ:人里の巨木たち

画像:大滝の杉 名称 大滝の杉 (おおたきのすぎ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 スギ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 6.2m(注1) 実際はもっと細い
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 宮城県本吉郡南三陸町歌津樋の口(注2)
 〃 3次メッシュコード 5641−03−98
 〃 緯度・経度 北緯38度44分42秒
           東経141度28分52秒(注3)
南三陸町指定天然記念物(1968年9月14日指定)
撮影年月日 2016年5月16日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)2005年10月1日、本吉郡内の2町が合併して南三陸町誕生。旧行政区は本吉郡歌津町
注3)現地での位置測定を忘れてしまった上に、地図上でも位置の確信が持てない。そのため、大杉に至る山道の入口駐車場の位置データを示した。大杉はここから「行者の道」遊歩道を10分ほど歩いた先に立つ





 田束山(たつがねさん)は、標高511mほどの山だが、これでもこの辺りでは第一の高峰である。
 奥州藤原氏の時代には、信仰の山として大いに栄えたようだ。藤原氏の滅亡と共にかつての繁栄の影は失せたが、その後も信仰の灯が消えることはなかったらしい。
 かつて行者が通ったという登拝道の一部が「行者の道」遊歩道として整備されている。
 樋の口(ひのくち)集落から途中まで車で行き、駐車場から遊歩道を歩くのが、現在の「行者の道」の歩き方。
 「行者の道」の全長は約1.5km。かなりの距離だ。
 しかし、私の目的は、左図の大杉。そこまでならば、徒歩で10〜15分。
 樹名の大滝とは蜘蛛滝(くもだき)のこと。実際はごく小さな滝である。(入口の案内図に「大杉」も「クモ滝」も描かれている)
 残念ながら、大杉もデータより小さいようだ。幹囲は、目分量で4.5mくらいではなかろうか。ちょっと残念。
 ところで、(樋の口からではないが)今は自動車で田束山に登ることも出来るようになった。周辺きっての高さを持つことから、三陸海岸のビュー・スポットだというのがセールス・ポイントのようだ。また、ツツジの名所でもあるらしい。
 田束山も、昔とはずいぶん様子が変わってきているようである。
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