ページタイトル:熊谷のコブシ 当サイトのシンボルマーク

画像:熊谷のコブシ 名称 熊谷のコブシ (くまたにのこぶし)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 コブシ
樹高 17m(注1)
目通り幹囲 2.7m+2.0m(注1)
推定樹齢 550年(注1)
所在地の地名 岡山県真庭市蒜山上徳山(注2)
 〃 3次メッシュコード 5233−74−07
 〃 緯度・経度 北緯35度15分16.5秒
           東経133度35分24.5秒
真庭市指定天然記念物(1999年7月19日指定)
撮影年月日 2022年3月31日

注1)岡山県緑化推進協会刊「新 岡山の巨樹老樹名木」による
注2)2005年3月31日、2郡にまたがる9町村が合併して真庭市誕生。なお、上記「新 岡山の巨樹老樹名木」では所在地を蒜山本茅部としており、またマピオン地図やグーグル地図でも蒜山本茅部に属することになっているが、真庭市公式サイトのPDF版文化財一覧表では所在地を蒜山上徳山としているので、それに従った





 真庭市の蒜山高原と新庄村を直接結ぶ県道が58号(北房川上線)である。この県道は新庄村から見ると村から北東方向に向かう唯一の道路でもある。
 かつての道は野土路乢(のとろたわ、863m)越えの隘路だったようだが、2005年8月に野土路トンネルが供用開始され、峠越え部分はその役目を終えた。現在、その殆どは通行止となっている。その理由を知らないが、トンネル開通に伴い、県があえて維持管理する必要なしと考えたためかも知れない。(維持管理するには税金を使わなくてはならない)
 左図のコブシは、その峠越え旧道脇に立っている。
 コブシまでの距離はトンネル北口側の旧道入口から600mほど。歩くことを覚悟して訪ねたのだが、幸い、コブシまでは車の通行が可能だった(コブシの少し先に通行止バリケードあり)。まさかコブシ見学者のために便宜をはかったというわけではないのだろうが、とにかく有り難かった。
 コブシは道路の谷側、ガードレールのすぐ外。
 2幹のコブシで、上記幹囲データはそれぞれを測ったもの。根元ではまったく一体化している。
 合体木の可能性もあるが、真庭市はこれを「一株」としている。全体で一個体とみているのだろう。
 残念ながら花の時期には早すぎたが、花もきっと見応えがあることだろう。
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