ページタイトル:高札場のムクノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:高札場のムクノキ 名称 高札場のムクノキ (こうさつばのむくのき)
名称の典拠 既にこの名が定着しているようだ
樹種 ムクノキ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 6.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 奈良県奈良市登大路町(のぼりおおじちょう)
 〃 3次メッシュコード 5235−06−16
 〃 緯度・経度 北緯34度40分55.4秒
           東経135度49分45.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年5月17日

注1)奈良市・巨樹に親しむ会「奈良公園の巨樹」による





 平城宮朱雀門の南から、JR奈良駅、興福寺を通って、奈良市の中心部を東西にまっすぐ貫き、春日大社に突き当たる道がある。いわば奈良時代の藤原大通りとも言うべき道だ。
 その道沿い、猿沢池の北西に高札場があった。江戸時代に至っても、ここは人通りが多い場所だったのだろう。(今も十分に多い)
 その後、時代の変遷とともに伝達手段も様変わりして、高札場はその役目を終えたが、昭和59年(1984)に、隣接する橋本町の方々が復元した。
 掲げられている高札はみな木材が新しく、近年の物だが、古い時代にあったものを写したようなものもある。そして、なかには茶目っ気たっぷりなユーモア溢れるものもある。少し長くなるが紹介しよう。
 『定/奈良公園をすみかとせし鹿に申し渡す/一、人の捨てし如何様のごみをも思慮なく食す事ならじ 特にビニール袋は未消化にて死に至らしむ(至る?)仲間多かりし/一、車の増えし昨今鹿身事故 跡を絶たず 道路横断の時は左右確認を怠るべからず/一、其の方共弱き生き物なり 犬の牙には特に注意し その姿見れば懸命に逃げるべし/一、人とは仲良く ゆめその角その足を振り上げ傷つけし事なかりしよう注意すべし/一、常に大和国の顔として其の身自覚し 人に愛される鹿たるべく日々研鑽すべし』
 鹿に申しつける体裁をとってはいるが、シカへの接し方を人に説いているようでもある。
 話が横に逸れた。
 高札場の後ろが高くなっていて、そこにムクノキが立っている。
 上記「奈良公園の巨樹」は自生としているが、旅人によく目立つよう一里塚にケヤキやエノキが植えられたのと同じく、ここでも高札場の位置を知らしめるためにムクノキが植えられたという可能性はないのだろうか。
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