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名称 福泉寺のクスノキ (ふくせんじのくすのき)
名称の典拠 「新 岡山の巨樹老樹名木」(注1)
樹種 クスノキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 5.4m(注2)
推定樹齢 300年(注2)
所在地の地名 岡山県苫田郡鏡野町河本字米山
〃 3次メッシュコード 5233−57−02
〃 緯度・経度 北緯35度05分24.0秒
東経133度53分56.0秒
鏡野町指定天然記念物(1972年4月1日指定)
撮影年月日 2022年3月26日
注1)岡山県緑化推進協会が2020年7月に刊行
注2)上記「新 岡山の巨樹老樹名木」による
JR姫新(きしん)線美作千代(みまさかせんだい)駅の北方(やや西)約3.6km、吉井川(よしいがわ)の右岸高台に高野山真言宗八木山知足院福泉寺がある。
広い境内はよく整い、清掃も行き届いている。なかなか立派な佇まいのお寺だ。美作88箇所霊場の第62番札所でもある。
境内に掲示された沿革によれば、行基菩薩が福岡の地に一宇を開基し、福岡山福泉寺と号したことに始まるとのこと。(寺の西の谷に「福岡田」の地名が見える) 時代はずっと下って、宝暦年中(1751〜64)の火災で堂塔悉く焼失。現在地の米山に移転再建し、山号を八木山に改めたという。(山号について、「米」の文字を分解すると「八木」になるからか)
本堂の左(向かって右)斜め後方に、町指定天然記念物のクスノキが立つ。
双幹のクスノキで、立ち上がってすぐに分岐するため、幹そのものはそれほど太くないが、全体に、いかにもクスノキらしいボリューム感がある。根張りも力強い。
冬はかなり冷えるであろうこの地に、暖地性のクスノキがここまで大きく育ったこともすばらしい。
天然記念物に指定されたのも肯ける。 |
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