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名称 神代のシイの木 (こうじろのしいのき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スダジイ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 5.2m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 岡山県津山市神代(大上)(注4)
〃 3次メッシュコード 5233−47−43
〃 緯度・経度 北緯35度02分41.1秒
東経133度54分24.8秒
津山市指定天然記念物(1981年3月31日指定)
撮影年月日 2010年8月22日
注1)久米町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)現地の案内板(設置者名・設置年月とも不詳)による
注4)2005年2月28日、津山市に合併。旧行政区は久米郡久米町
このあたりの旧家には、家から少し離れたところに自前の墓地があって、そこに先祖代々のお墓がある。拝見すると、個人の戒名、あるいは夫婦と思われる二つの戒名が墓石に刻まれている。一世代毎に新しくお墓を作るようだ。
このシイの木も、そんな墓地の一角に立っている。
場所は県道159号(久米中央線)の東。と言っても、場所がわからず、県道沿いで農作業しておられた初老の男性に尋ねた。
とても親切に分かりやすく教えて下さったのだが、見つけることが出来なかった。坂道が墓地のすぐ下を通過するため、歩いていれば認められたであろう大ジイを、車高が低い自動車の運転席から見落としてしまったのだ。
それで、突き当たりのお宅で、再度、場所を尋ねる羽目となった。偶然にも、このお宅が墓地の所有者であった。
失敗のおかげで、奥様から撮影の快諾も得ることが出来た。さっき通り過ぎてしまった道を下って見れば、なんということはない。シイの木の姿が、今度ははっきり見えている。
大ジイは、墓地の端。
幹に見える欠損部は、かつてここからも大きな支幹が出ていたことを物語る。以前はもっと大きかったと思われる。しかし、現在も、決して樹勢は悪くない。
墓地の守り神として(?)、ゆったりと周囲を見下ろしていた。 |
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