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画像:小貫諏訪社の大杉

画像:小貫諏訪社の大杉(幹と並ぶ)
名称 小貫諏訪社の大杉
    (こつなぎすわしゃのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 50m(注2)
目通り幹囲 8.0m(注3)
推定樹齢 800年(注4)
所在地の地名 新潟県十日町市中条丁
 
〃 3次メッシュコード 5538−56−78
 
〃 緯度・経度 北緯37度08分44.6秒
           東経138度50分56.2秒
新潟県指定天然記念物(1978年3月31日指定)
撮影年月日 2002年8月18日(左写真)
        2007年6月10日


注1)十日町市教育委員会が設置(設置年月不詳)。なお、新潟県の指定名称は、国に倣い、樹種を示す部分は和名風にカタカナで表すよう統一されており、「小貫諏訪社の大スギ」である(案内板も同様)が、「大杉」を一つの単語と考え、勝手に漢字に改めた
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)同上。現地の案内板では8.6m
注4)現地の案内板による





 諏訪神社々殿前の広場の縁に立つ。縁の先はかなりの急斜面である。
 伝承によると、小貫集落を開いた庭野・春川両家の先祖が植えたとされ、それが樹齢推定の根拠のようだ。
 長い間、御神木として崇められ、決して刃物を当てたことがないという。そのため「ナタいらずの木」と呼ばれたとか。また、正月の注連飾りは根元に、古い御札は表皮の隙間に挿して納めた。
 落ち葉にさえ神格を認めた。ガスなど便利なものの無かった時代、杉の枯葉は、焚き付けとして重要な品だった。だが、この木の落葉は掃き集めて、人が使用することなく、やはり根元に返すのだという。
 魚沼地方最大のスギであるこの木は、それに見合う十分な敬意を受け、まだまだ長生きしそうである。
 
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