ページタイトル:寿の松 当サイトのシンボルマーク

画像:寿の松 名称 寿の松 (ことぶきのまつ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 アカマツ
樹高 8m(注2)
目通り幹囲 3.2m(注2)
推定樹齢 300年(注2)
所在地の地名 岡山県苫田郡鏡野町寺和田(上村)
 〃 3次メッシュコード 5233−57−56
 〃 緯度・経度 北緯35度08分06.8秒
           東経133度57分20.1秒
鏡野町指定天然記念物(2007年4月27日指定)
撮影年月日 2022年3月31日

注1)鏡野町教育委員会が設置、天然記念物指定名称もこれに同じ。なお、この松は岡山県津山地方振興局の名木百選にも選ばれており、そちらの名称は「円通寺の寿の松」
注2)岡山県緑化推進協会刊「新 岡山の巨樹老樹名木」による





 JR院庄(いんのしょう)駅の北方約8.5km。香々美川(かがみがわ)左岸、桝形山(ますがたやま、645m)の西麓に、高野山真言宗準別格本山宝寿山円通寺がある。(正しくは寶壽山圓通寺だが、通例に倣い新字体で表記した)
 鏡野町ふるさと運動推進会議が設置した「鏡野八景」案内板によると、弘仁7年(816)に空海が創立。美作国最初の密教寺院で、古くから「西の高野」とか「作州の高野」と称され、また「二ノ宮高野神社の奥の院」とも呼ばれたという。
 県道392号(百谷寺元線)沿いの駐車場に車を置き、歩いて円通寺に向かう。(広い駐車場には私の車が1台だけ。なお、足が悪い人のために、本堂近くにも駐車場あり)
 200mほどの参道に、楼門、中門の二つの門があり、中門を潜ると、左手に「寿の松」が立っていた。
 葉がやや疎らに見えるが、新芽が伸びる前だからかも知れない。目立つ欠損部は無い。大きく樹冠を広げ、アカマツ独特の枝の色が瑞々しい。
 幹や枝がくねくねと複雑に曲がり、自然のままに育ったアカマツとは異なる樹形である。盆栽がそのまま巨木になったという印象。
 古い由緒を持つ寺の一等地に立つ松なのだが、何か松に関わる記録はないのだろうか。
 案内板には何も記されていなかった。
ボタン:岡山県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る